一流選手の練習メニュー:ライアン・ロクテ

次回に引き続き一流選手の練習メニューを紹介します。

今回はRyan Lochte(ライアン・ロクテ)選手の練習メニューです。

ロクテ選手は入江涼介選手と背泳ぎの世界記録を争った選手として

日本人にもなじみのある選手だと思います。

主な実績としては

2008年北京五輪代表選考会

 200Ba優勝 (当時の世界記録)

2009年世界水泳選手権

 200Ba 銅メダル

 200IM,400IM 金メダル

などです。

 

略語の解説は以下の通りです。

neg split : negative split (ネガティブスプリット)

    ・1本のうちの後半で泳速を上げるトレーニング

EZ : easy swim

rt : right (右)

build back : 恐らく段々泳速を下げていくメニューだと思います。

 

Ryan Lochte workouts menu : Jan 18, 2006

40 minutes dryland

 

In water

12 x 100 fly

 1 – 6 drill/swim (no interval)

 7 – 12 neg split/descend on 1:45

 

4 x 150

 50 kick/50 free/50 choice @ 2:15

 all build by 50

 

6 x 200 broken

 #1-3 swum free, #4 swum fly, #5 swum back, #6 swum breast

 on 4, 5, 6 add 5 secs. to fast intervals, EZ remains same

 75 fast @ :40

 50 EZ @ :60

 50 fast @ :30

 50 EZ @ :60

 50 fast @ :25

 50 EZ @ :60

 25 fast @ :10

 150 smooth, swim slowly & correctly

 

1200 – 1500 IM

 weak stroke (breast for Lochte)

 25 drill/25 swim/ 10 kicks on wall after each 100

 

total 6000

 

解説

まずドライランドトレーニングで十分に体を温めています。

メインはブロークンです。

6×200 と書いていますが

200mはfastの合計距離であり

実際はeasy swimも含め1本あたり500m泳いでいます。

fastの具体的な泳速は記載されていませんが

fastの時のサークルが異常に短いので

サークルに間に合うように泳ぐだけでかなりの泳速になると思います。

最後にIMのドリルセットのようなものを組み込んで終了です。

 

 

Ryan Lochte workouts menu :Feb. 22, 2006 

Stretch

 

3 x 15 yards all out @ :20

1 x 50 free on 1:00

 4set

 

8 x 200 @ 2:30

 100 choice/100 free

 

IM/stroke

100 free @ 1:00

100 smooth @ 2:00

50 free @ :25

100 smooth @ 2:00

25 free @ :15

125 EZ

 4〜5 set

 

With fins & paddles

12 x 100

 Odds (奇数本目)

  fly = 25 rt/25 left 

  25 swim/ 25 kick underwater

 Evens (偶数本目)

  build back = 25 left/ 25 swim

  Breast = 25 swim/25 streamline (long glide)

 

1 x 500 free with snorkel

 

total : 5700-5300

 

解説

一流選手ももちろんストレッチを入念に行っています。

IMの要素をメニューの随所に組み込んであるため

なかなか複雑なメニューになっています。

まず前半はIMのトレーニング,

後半はIMを構成する種目それぞれの

ドリル的なトレーニングになっています。

 

おわりに

今回のメニューでは

ターゲットタイムではなくサークルによって

運動強度や泳速を指定しているようでした。

 

特にブロークンは参考になります。

間にeasy swimを挟んでいるのでレースを想定したメニューではないようです。

ある程度疲労した状況でどれくらいタイムが出せるか

現在の力を計る目的だと私は解釈しています。


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