水泳の練習メニュー:体力とはなんだろう

持久力とはなんでしょうか。

持久力トレーニングとは体の何がどう変わるトレーニングなのでしょうか。

さて,持久力を考える前に体力について復習してみます。

体力があれば,疲労しなければ, 速い速度で長い間泳ぎ続けることができます。

体力をつけたいと誰もが思う訳ですが,

そもそも体力とはどのようなものでしょうか。

体力とは何か

体力を構成するものとして,以下のような分類がされています1)

 

体力の分類

1. 行動体力  

 1-1. 形態:体格,姿勢  

 1-2. 機能   

  1-2-1. 筋機能:筋力,瞬発力,スピード,筋持久力   

  1-2-2. 心肺機能:全身持久力   

  1-2-3. 神経機能:敏捷性,平衡性,協応性,巧緻性   

  1-2-4. 関節機能:柔軟性

 

2. 防衛体力  

 2-1. 構造:器官,組織  

 2-2. 機能   

  2-2-1. 物理化学的ストレスに対する抵抗力:寒冷,低酸素など   

  2-2-2. 生物的ストレスに対する抵抗力:細菌,ウイルスなど   

  2-2-3. 生理的ストレスに対する抵抗力:運動,疲労,空腹など   

  2-2-4. 精神的ストレスに対する抵抗力:苦痛,恐怖など

 

特に 筋機能の「筋力,瞬発力,スピード」は行動の遂行に

筋機能の「筋持久力」,心肺機能の「全身持久力」は行動の持続に

神経機能の「敏捷性,平衡性,協応性,巧緻性」は行動の調整に

それぞれ関連するものと述べられています。

 

水泳のメニューは体力の何を改善するのか

この体力の分類をもとに水泳のメニューを考えてみます。

スイミングファーステストにおける

持久力トレーニング (EN系トレーニング) は

「筋持久力」や「全身持久力」を主に高めることが目的となります。

 

一方,スピードトレーニング (AN系トレーニング)は

「筋力」「瞬発力」「スピード」などを高めることにもなる…と解釈できるでしょうか。

 

Race paceは「行動の調整」に関わるトレーニングになるかと思います。

 

水泳のトレーニングで

どんな機能の向上を目的としているのか,どんな効果を狙っているのか,

意識するために体力の分類は一つの資料となるかと思います。

 

参考文献

1) 出村慎一 編, 健康・スポーツ科学講義 (第2版), 2011  


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