水泳部の練習を支えるのはマネージャーだ

今回は私が大学水泳部時代に感じていたことを

綴りたいと思います。

水泳部のマネージャーの役割です。

水泳部にはマネージャーがいる部活が多いと思います。

マネージャーの方は

ドリンクを用意したりタイムをとったりと

スイマーのトレーニング環境を整えるのが

主な仕事となっていることが多いようです。

 

ここでマネージャーの方に質問。

練習の準備をして,タイムをとる…

なんとなくむなしい感じを持つ人はいませんか?

 

私の周りには結構いました。

スイマーは努力して泳ぐ先に「ベスト」という報酬があります。

マネージャーは努力した先にどのような報酬があるのでしょうか。

それを見つけ出せないと

マネージャーとして活動を続けるのはつらいと思います。

 

私がメニュー作成者としてマネージャーに期待していたことを

書き記したいと思います。

悩んでいるマネージャーの方の力になれれば幸いです。

 

マネージャーの仕事とは

マネージャー (manager) のmanageは

「操る、運営する」といった意味です。

 

私は、マネージャーは練習を、部活を運営する人だと考えています。

日々の練習において練習を俯瞰的に観察する役割を担う、

日々の練習の質を高める存在です。

タイムを取るだけが仕事ではありません。

スイマーが本番で0.1秒でも速く泳ぐための戦略を立てる司令塔です。

 

練習の質を高めるマネージャーの役割

私の考える練習における

マネージャーの役割を大きく2つに分けてみました。

①各個人における練習の質の向上

②部活全体における練習の質の向上

 

①各個人における練習の質の向上

各個人の練習の質を左右する要因は

練習の目的によって異なります。

マネージャーは練習ごとに必要なデータを測定し

分析することで練習の質を

飛躍的に高めることができると思います。

例を挙げて説明します。

 

ケース1

メインがEN2 (target HR : 120~140bpm)

100×20 1’40 count stroke

となっていた場合

 

メニュー作成者の意図が

一定の運動強度を維持すること

ストローク数を増やさないこと

だとすると、

5本に1本くらいはスイマーに心拍数を測定してもらい

マネージャーがその数値を記録します。。

さらに25mごとのストローク数も記録しておきます。

 

これらのデータから以下のような分析が可能です。

1.EN2のトレーニングを適切な運動強度で行えているか

2.トレーニング後半でもフォームや姿勢が崩れていないか

 

ケース2

メインがSP1

100×8 4’00 200m後半のrace pace

となっていた場合

 

必要なのは

タイム、ストローク頻度、ストローク長です。

可能であれば25mごとに記録することで

疲労した局面でどのような癖がでるかわかります。

ストローク頻度が下がるのか、ストローク長が下がるのか

そこからさらに

姿勢が崩れるのか、ストロークの軌跡が変化するのか、など。

スイマーにとって非常に有益な情報が抽出できるはずです。

 

②部活全体における練習の質の向上

陸上とは違い、水泳のトレーニングは環境が限られています。

つまり、使えるコースが限られているということです。

泳力やサークルタイムによってコースを分けるのが一般的ですが

あるコースには人数が多すぎる…

あの選手はこのコースでは速すぎる…

といった問題が必ず生じます。

このような問題をいち早く察知できるのは

プールの上にいるマネージャーです。

 

マネージャーの役割のまとめ

日々の練習に関してマネージャーが出来ること,

それは分析です。

フォームなどは主観も含まれるためスイマーにアドバイスしづらいかもしれませんが

分析結果は客観的な指標なので、明確なアドバイスになります。

 

分析資料を得るために

タイムをとり、心拍数をとり、ストローク情報をとります。

分析するために

メニューに関する知識を蓄積すべきです。

 

部活全体についても

滞りなく練習が行われているか

うまく練習がいっていない場合は

どういう解決法があるのか

常に分析し考えて欲しいです。

 

これはマネージャーの方にしか出来ません。

 

部活内に順列はない

スイマーの方がマネージャーより

部活内の意見が通りやすい傾向があります。

水泳の事をよく知っているのはスイマーだから

という認識が背景にあるためでしょう。

確かにフォームのことなどはスイマーの方がよく知っていて当然です。

 

しかし,メニューや部活内の運営についてはどうでしょうか。

必ずしもスイマーがマネージャーより理解しているとは

限らないのではないでしょうか。

部活内に優劣はなく,順列はないと思います。

 

おわりに

スイマーもマネージャーも

ベスト更新や大学,クラブチームの優勝など

同じ目標を共有する仲間です。

 

マネージャーの方には

勉強をしてどんどんと自分の出来る事を増やしてもらって

誇りをもって活動して欲しいと思います。

頑張って下さい!


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