泳速に関わる要因:ストロークレートを高める方法

泳速に関わる要因として

今回は「ストロークレート」を高める方法について検討します。

ストロークレートに影響を与える要因

ストロークレートに影響を与える要因は

スイミングファーステストには記載されていません。

ですが,ストローク長と同じように考えて差し支えないと考えています。

すなわち

 

1.筋パワーの向上

2.ストローク技術の向上

 

の二つは確実に影響します。

 

ストロークレートに影響する要因:筋パワーの向上

ストローク長と同じように

筋パワーはストロークレートに影響すると考えられます。

なぜなら筋パワーは

「筋力」×「速度」で表される指標なので

特に「速度」を高めることは

ストロークレートを高めることになるからです。

 

従って、ストロークレートを高めるには

瞬間的な力を発揮する筋力を養うべきです。

 

ストロークレートに影響する要因:ストローク技術の向上

ストローク長の記事で述べた内容と同じですが

重要なのはストローク長を高める要因を追求すると

逆にストロークレートが低下する,ということです。

(参考:泳速に関わる要因:ストロークレートを高める方法)

 

ストロークレートを高めるストローク技術には

以下の要因が関係していると考えています。

1.水を壊してでもストローク速度を高める

2.水を押す面積を広くしすぎない

3.ストレートプルかS字ブルか

それぞれについてみていきます。

 

水を壊してでもストローク速度を高める

ストロークレートを高めるためには腕を速く回す必要があります。

この時,ある程度水を壊して、

しっかり水を捕まえる前にストロークすることもあるでしょう。

しかし、これではストローク長は減少します。

速いストロークを行い、かつ水を壊さない。

これはとても難しいことだと思います。

 

従って,速いストロークでも水を壊さないような

特別なトレーニングが必要です。

例えば速いストロークでのスカーリングや

ストローク長を維持しながら

ストロークレートを上げるbuild upトレーニングなどです。

 

水を押す面積を広くしすぎない

ストロークレートを高めるには

水を押す面積を狭くすればよいです。

水を押す面積が狭くなれば,

水からの抵抗も減るためストローク速度を高めることは容易です。

しかし,水を押す面積が狭くなると

ストローク長は確実に下がります。

 

ストレートプルとS字プル

ストレートプルはストロークレートを高めます。

S字プルよりもストロークをする距離が短いからです。

 

ストローク長とストロークレートを同時に高めるには

これまでストローク長と

ストロークレートを高める方法をまとめてきました。

これまでの議論で明らかなことは

ストローク長を高める要因の中には

ストロークレートを下げるものも含まれているということです。

その逆も然りです。

 

ストロークレートとストローク長,泳速の関係性を

模式的に書くと以下のようになると思います。

stor.001

 

対策としては

1.ストローク長とストロークレートを同時に高める

2.最適なストローク長とストロークレートの割合をみつける

ということが考えられるでしょう。

 

ストローク長とストロークレートを同時に高めるためには

かなり意識してトレーニングを行わなければいけません。

具体的には

・速いストローク速度でも水を壊さない

・速いストローク速度でも水を押す面積を減らさない

などが目標となります。

 

このため,トレーニングとしては

ストローク長を意識したフォームを

速いストローク速度でも維持するよう意識付けした

ディセンディングセットなどが有効だと思います。

 

最適なストローク長とストロークレートの割合については

SP2などのレースに近いトレーニングや実際のレースで

ストローク長とストロークレートを繰り返し測定することで

最適なストローク長とストロークレートが見えてくるはずです。

ちなみに一流水泳選手のストロークレートとストローク長については

以下の記事を参考にしてください。

(参考:ストローク長とストロークレート:泳速に関わる要素)

 

まとめ

ストロークレートを高める方法を述べました。

ストロークレートとストローク長は

同時に高めるのが難しいパラメーターです。

 

しかし、タイムに直結するパラメーターでもあるので

日頃のトレーニングでも意識しておくべきだと考えます。

 

 

 


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