水泳選手の故障好発部位はどこだろう

故障…それはトレーニングをしていく中で最も恐ろしいものです。

多くの人が故障に悩まされます。

トレーニング方法を追求することは大切ですが

トレーニングを継続して行えるように故障対策を行うことも非常に重要です。

今回は水泳選手の故障を概観していきます。

水泳選手の故障が生じやすい部位について

水泳選手の故障はどこに生じやすいのでしょうか。

それを理解することで,

注意すべき動作や

故障予防に行うべきトレーニングの輪郭がみえてきます。

 

日本人の一流選手の故障好発部位

日本人の一流選手を対象とした疫学調査で

は 故障部位トップ3は以下のようになっています1,2)

1位:腰

2位:肩

3位:膝

 

マスターズスイマーの故障好発部位

マスターズスイマーにおける故障部位は

1位:肩

2位:腰

3位:頸部

の順となっています3)

 

この結果を見ると一流選手は腰の故障が

マスターズスイマーでは肩の故障が多いようです。

特にマスターズスイマーは中高年が多いため

肩関節の柔軟性低下や肩に付着する筋肉の機能不全が

肩関節障害を生む原因と考えられています3)

 

各部位の故障の詳細について

次に各部位の故障の詳細についてみていきます4)

専門的な言葉が並びますので流し読みで十分です。

 

腰部の故障

・腰椎椎間板ヘルニア

・腰椎椎間板障害

・腰椎分離症

・椎間関節障害

・非特異的腰痛

 

肩の障害

・インピンジメント症候群(水泳肩)

 

膝の障害

・内側側副靱帯損傷・炎症(平泳ぎ膝)

 

難しい言葉が並んでいますが

重要なのは故障しやすい部位を把握し

故障しないように対策を練ることです。

 

まとめ

水泳選手における故障好発部位は

腰,肩,膝となっています。

故障しないための対策として

柔軟性の確保や筋力トレーニングといった補強運動が挙げられます。

各部位に対する補強運動について

今後少しずつ特集していきたいと思います。

 

参考文献

1) 片山直樹ら, 一流水泳選手の水泳に伴う障害・外傷,日本整形外科スポーツ医学会雑誌,20:34-41, 2000

2) 半谷ら,一流水泳競技選手のスポーツ外傷・障害の実態,日本整形外科スポーツ医学会雑誌,30:161-166, 2010

3) 金岡恒治ら,マスターズ水泳選手の障害の実態,臨床スポーツ医学,21:269-273,2004

4) 半谷ら,水泳の外傷・障害(疫学),復帰をめざすスポーツ整形外科,302-305, 2011


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