スイミングファーステストのトレーニング分類(スプリント編)

スイミングファーステストにおける

スピード系のトレーニング分類について見ていきたいと思います。

スイミングファーステストでは3種類紹介されています。

 

耐乳酸トレーニング:SP1 (AN1)

 

おそらく最もきついトレーニングがSP1です。

 

SP1のトレーニング効果

1次効果

・乳酸耐性が高まる(乳酸の緩衝領域の増加)

・激しいアシドーシスが発生しても,フォームを崩さずに泳げるようになる

・アシドーシスの苦痛に対する耐性が向上する など

2次効果

・ 筋肉中の筋グリコーゲン,ATP,CPの貯蔵量が増加する

・ 筋肉と血液からの乳酸除去スピードが向上する

・ 最大酸素摂取量が増加する など

 

SP1の1本あたりの距離

・100〜200mが基本

・スプリンターでは25〜100m

・ミドル,ディスタンスでは200〜500mでもSP1は可能

 

SP1のセットの長さ

・300〜1200m

・スプリンターの場合は400〜800mが上限

 

SP1のレスト時間

・5〜15秒(ショートスプリント法の場合)

・15〜60秒(ミディアムスプリント法の場合)

・5〜10分(ロングスプリント法の場合)

 

SP1のトレーニングスピード

・乳酸閾値以上のペース

・筋内のpH値が低下し,激しいアシドーシスを起こすスピード

 

 

乳酸生成トレーニング:SP2 (AN2)

SP2の効果

1次効果

・無酸素代謝の効率が向上

・スプリントの最高速が向上

2次効果

・筋肉中のATP,CPの貯蔵量が増加する

・CPによるATP再合成効率の向上

・筋肉の発揮できるパワーの向上

・乳酸耐性の向上 など 

 

SP2の1本あたりの距離

・25〜50m 

 

SP2のセットの長さ

・300〜600m 

 

SP2のレスト時間

・1〜3分(1本当たりの距離が25mの場合)

・3〜5分(1本当たりの距離が50mの場合) 

 

SP2のトレーニングスピード

・ほぼ全速力

 

 

パワートレーニング:SP3 (AN3)

スピード系トレーニングの最後はSP3 パワートレーニングです。 

 

SP3のトレーニング効果

1次効果

・筋力の向上

・筋肉が効率よく力を発揮できるようになる など

2次効果

・筋肉中のATP,CPの貯蔵量が増加する など 

 

SP3の1本あたりの距離

・10〜12.5m 

 

SP3のセットの長さ

・50〜300m

 

SP3のレスト時間

・45〜120秒

・セットレストは2〜3分

 

SP3のトレーニングスピード

・全力か,ほぼ全速力

 

コメント

スピードトレーニングは全力で,

速筋線維に刺激を与えることが求められます。

いずれのトレーニングも非常に高強度であるため

トレーニング頻度は検討する必要があるでしょう。

 

参考文献

Maglischo 著,スイミングファステスト,2005


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