一流選手の練習メニュー:アレクサンドル・ポポフ

一流選手の練習メニューシリーズ

今回はスプリンターのレジェンド,

Alexander Popovの練習メニューです。

アレクサンドル (アレキサンダー)・ポポフは

夏季五輪で計4個の金メダルを獲得した選手です。

50m 自由形の元世界記録ホルダーであり,

私が最も尊敬する選手でもあります。

ちなみにポポフ選手の練習メニューは

スイミングファーステストに記載されています。

以下に練習メニューを紹介します。

 

Alexander Popov workouts menu 1

練習の時期

持久力強化期間

 

練習内容

warming up

1×600

 

Swim

12×50 ’50 A2

12×25 1’15 SP

3×200 2’30 A2

3×200 2’45 AT

3×200 3’00 MVO2

1×200 LT

 

stretch 30min

 

解説

今回のメニューは一日3回 (午前,午後,夜) の練習のうち

真ん中の午後のメニューになります。

メインは略語が並んでいますが

運動強度を表しており

 A2は低強度

 ATは中強度 (乳酸閾値付近の運動強度)

 MVO2は高強度 (EN3の強度)

 LTは全力

 SPはスプリント

となっています。

 

従って,メインは徐々に泳速が上がり,

レストも増えていく

increasing restのセットとなっています。

 

Alexander Popov workouts menu 2

練習の時期

レース準備期

※今回は午前,午後,夜の3回分のメニューを記載

 

練習内容 (午前)

スキルトレーニング 90分

(詳細は不明)

 

練習内容 (午後)

warming up

1×200

 

Swim

 8×25 SP

kick

 8×100 A2

Pull

 8×100 A2

Swim

 8×100 A2 (Fr/Bk)

Swim

 8×25 SP

 

Down

1×200

※サークルの記載なし

 

練習内容 (夜)

warming up

 距離の記載なし

 

Swim

6×50 2’00 LP

 

Down

1×600

 

解説

随分シンプルなメニューだと思います。

夜のメニューのLPは

スイミングファーステストの分類のSP2に相当しますが

それにしては随分とレストが短いですね。

集中すべきところを絞って

短時間でさっと切り上げる…そんな印象です。

 

おわりに

かなりシンプルなメニューでした。

スプリンターは長距離を泳ぐというよりは

一本一本を集中してしっかり飛ばすことが大切なようです。

 

また,今回は記載していませんが

持久力強化期間の午前中にはかなりの頻度で

ドライランドトレーニングを実施しており

プール以外の場所でのトレーニング量の多さが印象的です。

 

メニュー作成の参考になる部分は少ないですが

スプリンターのトレーニング方法全体を考える上では参考になる資料だと思います。

プールでのトレーニング量が十分に確保できなかったとしても

スプリンターはドライランドトレーニングの量と

プールでのトレーニング方法を工夫することで

タイムが出せるのかもしれません。

 


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