水泳の練習メニュー:ドリル (フィストスイム) メインのサンプルメニュー

今回はドリルのうち,

ぐーで泳ぐフィストスイムをメインに据えた

練習メニューを紹介します。

練習メニューを作る前に

フィストスイムは,ぐーで泳ぐスイムです。

手のひらに頼ることなく

前腕や上腕で水を押す意識を養えるドリルです。

 

なお,スイミングファーステストによると

モデルケースを用いた計算によって

前腕が作り出す推進力は全体推進力の27〜38%にも及ぶと述べられています。

従って、

前腕や上腕で水を押す能力も

タイムアップには必須なものです。

 

今回は

前腕と上腕で水を押す感覚を養うことを目標に

練習メニューを組みます。

 

練習メニューをする人の情報

対象:20歳男性 (大学水泳部)

専門種目:100m Fr ベストタイム:’57

練習頻度:週4回,1回2時間

 

練習の目的

前腕、上腕で水を押す感覚を養う

前腕、上腕もストロークに参加させる

 

練習メニュー作成時の留意事項

1.フィストスイムでつくる握りこぶしは、力を入れすぎないようにする

2.フィストスイムを連続で行うと肩が痛くなることがあるので

 途中に普通のスイムを挟む

 

練習メニューのサンプル

Up

 100×6 2’00 choice

 

Drill

 25×4 ’45 sculling

 25×4 1’00 fist sculling (グーでスカーリング)

 50×2 1’00 fist sculling → fist swim

 50×4 1’00 fist swim

 

Pull or Swim

 100×6 2’00 fist swim

 

Drill

 50×8 1’30 choice

 

main (EN1:target HR:110~120 bpm)

Swim 

 200×2 4’00 0~100m:fist swim、100~200m:swim

 200×1 3’20 swim

  ×4set (set rest:なし)

 

Down

  100×6 1’50

 

メニューの意図

メイン前

フィストスイムをひたすら行います。

フィストスイムで前腕と上腕をより意識してもらうために

グーのスカーリングを組み込みました。

キャッチ後、しっかりと前腕が水面と垂直になっていないと

フィストスイムで進みません。

メイン前にフィストスイムに慣れてもらいます。

 

メイン

フィストスイムで得た感覚を

通常のスイムに生かす

端渡し的なメインとなっています。

1本あたりの距離を少し長くして

長い時間、連続して水の感覚を得てもらう工夫をしました。

 

おわりに

フィストスイムを取り入れた練習メニューは

水の感覚を養うのみならず

より多くの水を押すためのフォームの改善効果が期待できます。

普段の練習から積極的に取り入れてみてもいいドリルだと思います。

 

参考文献

本ホームページ記事

 水泳のドリル (drill) とは何か

 水泳の練習メニューを作ろう(基本編)

 


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